学内アルバイトでウハウハ副収入

学生ビザで留学する外国人にとって、アメリカで収入を得る機会は限られている。ふつうにそこら辺でアルバイトをしたら違法就労になるし、だいたいフルタイムのMBAのカリキュラムで勉強とアルバイトを両立するのは不可能に等しい。そんななかで、学内アルバイトは、とても貴重な収入源だ。

ポジションこそ限られているものの、たぶんどこのMBAでも、学内アルバイトを募集していると思う。MBA学部内が多かったが、他学部での募集もあったと思う。ただ、校舎の移動などの物理的な問題や、ボスとなる教授の学生に対する理解度を考えると、同じMBA内でのポジションが断然やり易いだろう。

僕の学校では、ティーチングアシスタント(TA)とグラデュエイトアシスタント(GA)という二つの職種があった。TAは名前の通り、教授の授業をアシストする。学部生の授業についていって個別の質問に答えたり、試験直前の模擬演習を受け持ったり。また、オフィスアワーという時間枠を設定して、毎週何曜日の何時から何時まで○○号室にいるので、自由に訪ねてきて質問なり何なりをしてください、という制度もある。授業があるので時間的な拘束は長く、勤務時間の柔軟性は少ない。英語にまだ自信がない場合には、アメリカ人学生相手に、精神的な負担も大きい。

TAに比べると、GAのほうが楽だった。GAの仕事は何でも屋で、ポジションによって異なる。アドミッションオフィスに配属された同級生は、受験生の電話面接をしたり、学校案内をしたりしていた。特定の教授に配属になる場合もあり、この場合も仕事内容はボスになった教授次第で多岐に渡る。僕は二人の教授の下でGAとして働いたが、R教授のときにはMBA一年生の授業への教材搬入や授業中の書記係など肉体系が多く、K教授のときにはアンケートの集計やテストの採点などデスクワークが中心だった。

副収入以外の学内アルバイトの特典は、オフィススペースだ。MBA校舎内の教授たちのオフィスの並びにアシスタント用のオフィスがあり、ひとつの部屋を三・四人の学生が共有していた。僕の場合は、四畳半くらいの部屋に三つ机が並び、これを四人の学生が使っていた。それぞれが鍵を持っていて、授業の空き時間に宿題をやったり、就職活動用のスーツを置いてあったりした。アルバイトをしていなかった一年生のころは、自分専用のスペースといえば小さなロッカーくらいだったので、空き時間は廊下のベンチや空き教室で勉強していたから、これは格段の進歩だ。

同室のコロンビア人がコーヒーメーカーを持ってきてからは、さらにオフィスが快適になって、放課後も家に帰らずにここで勉強していた。彼の淹れてくれるコロンビアコーヒーは、いつもおいしかったなあ。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *