されど気なるランキング

MBAをとってキャリアアップを目指すような人たちは、概して競争心が高い。だから、ランキングが大好きだ。

MBA受験生が集まるインターネットの掲示板を覗いてみると、「大学のランキング=人生のランキング」派と「ナンバーワンよりオンリーワン」派の熾烈な戦いが何世代にも亘って繰り広げられている。この二大勢力以外にも、「ランキングの採点方法に意義あり!」派(啓蒙思想)や「いわゆるTOP何位にはどの大学が入るか」派(たぶん専門は分類学)などなど、議論は尽きることがない。これは別に日本に限ったことではないらしく、アメリカのビジネスウィークのフォーラムなんかでも似たような議論に花が咲いている。

僕も例に漏れず、ランキングの高い学校=良い学校みたいな考えは持っていた。有名なランキングは一通り目を通していたし、自分で作った志望校一覧エクセルファイルには、確かランキングの欄を設けてあった。ただ、学校選びに関しては他に優先順位があったので、ランキングの高い学校を順番に、みたいな受験ではなかった。まあ、今にすれば別にそれでも良かったのかも、と思うのだが。

ちなみに、これまで母校のランキングについて話題になったのは、在学中に学校のアドミッション担当や学長とかが「わが校は今年は○○ランキングで何位になりました!」みたいな宣伝をしていたのと、あとは同窓会で飲んでるときに「そういえば今年はランク落ちたらしいね~」「ふ~ん」みたいな会話をしたときくらいだ。実際に学校に行き始めると、いまさらどうこうできるものでもないし、けっこうどうでもよくなってきちゃうみたい。

もちろん、面と向かって口にしないだけで、例えば就職フォーラムの場で採用担当と話したときも、学校名を聞いた瞬間に「へっ、Top20圏外め」みたいなことを心の中ではつぶやいているのかもしれない。あるいは、上位校に行ってたら学校にわんさかと一流企業がやってきて、就職も引く手あまただったかもしれない。ただ、そっちのパラレルワールドには行ったことがないので、僕には比較ができない。

そんなわけで、結局のところ、大学のランキングが僕の人生にどれほどの影響を及ぼしているかは、いまのところ知る由もない。

知る由もないことだから、そんなことに一喜一憂するのはエネルギーの無駄、と考える人はそれでいいのだろうし、自分の価値観としてすっごく大事、という人はこだわり続ければよいのではないかしら。ただ同じ理由で、自分と違う意見の人を掲示板で説き伏せるのは、ずいぶん至難の業だろうなあ。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *